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ドイツの動物福祉と医療について その1 Tierheim 動物愛護施設 
Riemer Str. 270, 81829 München (089)92100088
お散歩 月~金9~11時 月と火13~15時 土と日9時~
里親探し 水~日 13時~16時
ミュンヘン郊外にある動物愛護施設を訪問、職員に案内をしてもらいました
犬が80匹、猫が130匹、ウサギやネズミやモルモット等のげっ歯類、ハ虫類、ヤギや鶏などの家畜、実験に使われていた日本ザルなどたくさんの動物たちがここに保護されている
1950年にオープンしたこの施設の規模は5.7ヘクタール、職員の数は60名
4人の獣医師と4人の施設維持に努める管理人を含み、その他大勢のボランティアの方の協力で成り立っている
動物のえさ代、設備維持費、人権費など年間400万ユーロが必要で
3分の1はミュンヘン市が援助、残りは全て寄付で賄われている

犬たちの庭付き共同住居。小型、中型、大型犬に分けて各10匹ずつ暮らしている
この施設に連れてこられる犬たちは問題のある犬も多いので、24時間体制のカメラが設置されている
楽しそうに遊ぶ小型犬たち

大型犬の共同住居、この子は噛みつくのでここに連れて来られた
来た当時は凶暴で手がつけられなかったが、少しずつ慣れて今ではここの職員ロべルタさんが来ると
静かに柵にもたれかかってよりそうになった。凶暴だなんて想像もつかない穏やかさで…
80匹の犬たちの経歴はさまざまで、虐待されて保護された子や飼い主が飼えなくなったために連れて来られた子が多かった
その理由はアレルギー、犬の性格が荒く噛みつく、飼い主が入院したり亡くなったり…
犬の写真がほとんど無いのは最初のうち犬たちが気の毒で写真が取れなかったから…
しかし案内が進むにつれてにこの施設が非常に充実しており、一日に1~2回は散歩の連れて行ってもらっているし、
嬉しい事に70パーセント以上の犬が1年以内に里親が見つかる
そんな話を聞いているうちに動物たちを正視出来るようになっていった
ドイツでは理由のない動物の殺処分は基本的にしていません

ここは猫のお部屋。この広い部屋は猫一匹のスペース。中にいる男の子は猫に読み聞かせのボランティアをしている
ティアハイムのプロジェクトの一つで、なかなか人間になじまない猫に人間の声を聞かせながら、慣れさせれていくという
忍耐強い作業

ウサギたちがいる一角、非常に清潔で匂いもなく、おもちゃがたくさん置かれていて理想的な環境!
すぐに引き取り手もみつかるそう

ここは傷ついた野生動物のステーション
この時期十分に育っていないため冬を越せそうにないハリネズミがたくさん保護される

ウサギたちに新鮮な野菜を与える職員の方

トウモロコシをついばむニワトリたち
ここには現在卵の大量生産のために非常にひどい環境で飼われ、傷ついていた鶏260羽も保護されている
羽が抜け落ちやせ細った鶏が健康を取り戻すまで2年はかかるそう

壊れた物を修理したり施設内の整備をする管理人さん

犬や猫たちは毎朝洗いたてのふかふかの毛布をもらえる

ここにある毛布やベッドは全て寄付で集められたもの
この洗濯室で毎日100枚近くの毛布を洗う
ロべルタは現在同僚の女性と二人であるプロジェクトを実施している
それは子供たちに動物愛護のことを教えるという事
依頼があれば、学校まで出かけて行って話をしているそう
ミュンヘンにお住まいの方、時間のあるときにここの犬たちと散歩をしたり、お掃除のお手伝いをしてみませんか?
ボランティア、大歓迎です。それから新しい犬を飼う前に、ここの犬たちを見に来て下さると嬉しいです
新しいお家を探している子がたくさんいます…
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コメント
ドイツでは殺処分が一切ないそうですが、それを裏付けるソースを教えてください。
例えば政府広報での「我が国、我が州は殺処分を行っていない。ゼロである」といった記述、公的統計、「いかなる場合でも(犬猫のことですかね?)殺してはならない」と規定された法律と該当する条文、マスメディアの記事「ドイツでは殺処分が一切ない」など。
ドイツ語の原文のものでお願いします。
日本語の資料は一切必要ありません。
私がいくら探しても「ドイツでは殺処分が一切ない」という、ドイツの、ドイツ語の資料がございませんので。
こちらはコメントが承認制ですので、私のFBで質問内容を公開させていただきました。
https://www.facebook.com/eggmegtakeda/posts/553954328127888
URL | さんかくたまご #lBFK5hYU | 2016/08/31 09:54 | edit
こちらも厳しいご意見、ありがとうございます。今から犬の散歩に出かけますので、後ほど。
URL | #- | 2016/08/31 14:52 | edit
そうですね。おっしゃる通り、ドイツで一切殺処分がないという書き方は語弊がありますね。実際に理由があり殺処分になる犬などもいますから、理由がなければ殺処分は基本的にしていないという風に書き換えますね。
このティアハイム、行かれた事はありますか?
経営難で閉鎖して行くティアハイムもある中、ボランティアなどの協力者も多く、動物たちもいい環境で暮らしているし、また積極的に子供たちの教育に取り組んでいてとてもいいティアハイムでした。まだ頭の柔らかい子供たちに命の大切さを教えることは本当に大事なことだと思います。
このブログではそれが紹介したかった訳で、動物の殺処分に関する記事ではありません。
URL | #- | 2016/08/31 17:14 | edit
武田めぐみ(さんかくたまご)
コイツは曲者なので御用心。
ドイツやアメリカの犬猫殺処分と犬猫肉食に異常なほどの関心と執着を寄せてますから。
ドイツ語一次ソースでの提示を要求したとて、自身はメディアソース、しかも都合よく抜き取り又は割愛して訳したり、日時を捏造して「証拠」とする女ですから。
これまで野良猫を中心に脱法的駆除方法の喧伝を行ってきた為、愛護活動家から通報されて公安からも度々ブログ内容をチェックの為に訪問されてます。
念の為、御留意宜しくお願いします。
URL | tunafishermann #- | 2016/09/01 15:04 | edit
Tunafishermannさん、コメントまたアドバイスをありがとうございます。
さんかくたまごさんに指摘された箇所を訂正したことでこの話題はENDとさせていただきます。
皆さんそれぞれ動物愛護に興味があり、少しでも動物たちの環境が良くなってほしいと願う気持ちは同じだと思います。仕事でこういう施設を訪問する機会などございますので、いい例もあるということを発信出来ればとこの記事を書いています。この場でお互いに罵倒しあったり… 怒りはネガティブなエネルギー。
人間ですから間違うこともあります。認めて先に進んで行きたいという考えです。
URL | #- | 2016/09/01 16:53 | edit
こんにちは
武田めぐみさんは相手にしないのが一番宜しいです
皆さんよくご存じの「さんかく」さんですので。
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